地形図解説 ー地形・村落・都市ー/沈水海岸 気仙沼(宮城)

解説
 気仙沼市は、三陸地方の代表的な水産都市であり、付近一帯の商業の中心地の役割も果たしている。その中心となる気仙沼港は、気仙沼湾の湾奥を埋め立てて造成され、近海や遠洋の漁業基地となっている。
 気仙沼湾一帯は典型的な沈水海岸で、海岸線は複雑に入り組み、壮年山地の尾根の部分は岬や半島となり、谷の部分は水深が大きく波静かな入り江や湾となっている。この海岸線を利用して多くの港が立地しているが、後背地がさほど広くないため、大規模なものではない。湾内では、かき や こんぶ、わかめの養殖が行われている気仙沼港は、かつお、さんま、さめ類の水揚げが多く、水揚げ量は石巻港とともに多い。なお、気仙沼港一帯は2011年の東北地方太平洋沖地震で大きな被害を受け、現在も復興作業が進められている。